ウエルシア薬局は5月11日、グループのPB戦略発表会を開催し、2026年2月期に売上高1100億円、売上構成比10%を目指すと発表した。
同社のPBには、健康や環境に配慮した「からだwelcia」「くらしwelcia」、手頃な価格の「Welcia」、メーカーとの共同開発品、およびイオングループの「トップバリュ」と「ハピコム」の5種類があり、23年2月期のグループ売上高は721億円、売上構成比で7.9%を占めている。これをさらに高めるべく、特に高付加価値品のからだwelcia、くらしwelciaを中心に開発を強化し、これら二つのPBを現在の200SKUから26年2月期には400SKUに倍増させる方針だ。
からだwelcia、くらしwelciaは21年6月にローンチした同社の付加価値PBで、桐澤英明副社長兼商品本部長によれば、「機能・品質・エコ・値段にこだわった点が特長で、心と体を健康に、地球への負担を減らすものづくり、安心・安全が確かなものを目指して丁寧に時間をかけて開発している」という。
からだwelciaは食品のほか化粧品、ヘルスケアのカテゴリーで、一方くらしwelciaは日用品をカバーする。
カテゴリーごとに商品開発のコンセプトがあり、例えば、化粧品は、「クリーンビューティー」で、安心・安全の成分と地球環境に配慮し、クルエルティフリー（動物実験なし）の商品を開発。手頃な価格のベーシック（青色のからだウエルシアマーク）商品、原料や製法にこだわったプレミアム（黒のからだウエルシアマーク）商品の2ラインで展開している。
