ウエルシア薬局は8月15日、業界初となる大型の在庫型物流センター「ウエルシア西関東RDC」をセンコーが運営する「綾瀬ロジスティクスセンター」(神奈川県綾瀬市)に開設する。
新センターは、2021年3月に東名高速道路に新設された綾瀬スマートインターチェンジに隣接。圏央道への接続も容易で、配送範囲は東京都、神奈川県のほか、山梨県、長野県までカバーしている。風水害リスクや地震による液状化リスクの低いエリアに立地していることで、大型災害発生時も物流を止めない体制を整えている。敷地内には危険物倉庫を併設、コロナ禍で需要が拡大している除菌アルコールなどの衛生用品の保管にも対応している。
新センター内には、作業の大幅な効率化および省人化を図る大型設備を導入。これまで人がフォークリフトで行っていた出荷業務を夜間に自動倉庫とアームロボットが行い、日中に作業者が行うピッキング作業の前準備を完了させる仕組みだ。
ウエルシアは、西関東RDCの開設により、既存の西関東エリアの物流センターを集約・在庫化し、トラック台数削減によるCO₂排出量の削減につなげるほか、太陽光パネルの設置などの環境に配慮した取り組みも行う。