イトーヨーカ堂のセンター出荷型の失敗
2024年の国内ネットスーパーの市場規模は23年よりも約11%増え、3360億円になる見込みで、コロナ前の19年比では85%増になる。25年は前年比10%増の3710億円と予想されている(富士経済調べ)。
23年からは安定成長期に入ったため、ネットスーパーやクイックコマース事業の採算が取れずに、仕切り直しや市場からの撤退を余儀なくされた企業も出ている。ただ伸び率は鈍化したとはいえ、仕事や子育てで買い物の時間が取れない若い世帯や、店まで出かけるのが大変な高齢者世帯に寄り添ったサービスとして、その認知度は高まっており、市場の着実な成長が見込まれている。