タイは10年以上も前から日本観光と日本の食品が人気で、旅先での買い物も目的のひとつだ。それが原因か、1990年代から首都バンコクに進出していた日系デパートで買い物をする理由もなくなり、どのデパートも苦戦。2020年8月には伊勢丹が、翌年1月に東急百貨店が撤退した。他方で好調な日系小売業も存在する。19年2月にタイに進出した「驚安の殿堂ドン・キホーテ」だ。

 タイでは「ドンドン・ドンキ」の店名で展開していて、在留日本人の多いトンロー通りというエリアでスタート。「ドンキ・モール」という5フロアの複合商業施設の開業当初は〝ドンキ渋滞〟と呼ばれるほど来客の車が殺到し、好調さを見せた。その後も続々とバンコクを中心に店舗を増やし、25年3月現在、8店舗を展開している。21年12月に開業した4店目は、その年の1月に撤退した東急の跡地への出店だ。

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