ホームセンター(HC)最大手カインズのPB生活関連用品の供給を受ける大手小売業が相次いでいる。カインズのPBが重宝される背景には、ニトリ、ダイソー(スタンダードプロダクツ、スリーピー)、無印良品などのSPA型小売りに浸食され、総合スーパーや食品スーパーの生活用品の売り上げが低迷しているという現実がある。これへの対応策の一つとして、カインズのPBを導入しているのだ。
アークスグループのラルズはカインズが展開する人気のPB(洗濯、掃除、キッチン用品など)の取り扱いを本格的にスタートさせた。24年4月に、スーパーアークス菊水店(札幌市)と中島店(室蘭市)で実験展開をスタートさせ、好結果が得られたことから、25年1月スーパーアークス、ビッグハウスなど25店舗に店舗数を拡大。