4兆円超のHC(ホームセンター)業界で再び企業の順位付けが変わるか――。10月に入って、業界2位のDCMホールディングス(HD、2022年2月期売上高4377億円)が持ち分法適用会社であるケーヨー(同1020億円)の株式の9.22%を取得したと発表。これで保有株比率は21%から31%強となった。もし子会社化となれば、再び業界首位の座が入れ替わる。
M&Aで拡大をしてきたDCMHDは16年に業績不振にあえいでいたケーヨーを完全子会社とするべく協議を進めたが難航。結局、17年に持ち分法会社に落ち着いたという経緯がある。