HCの市場規模はコロナ前に戻るか

 住生活関連品を扱う小売業は、コロナの感染拡大が始まった2020年、21年には巣ごもり特需が起き、大いに潤った。しかし、22年、23年は家具などの耐久消費財を中心に調整段階に入り、反動減が生じている。加えて、世界情勢の変化や円安による原材料費や海外仕入れ商品原価の上昇、エネルギー・物流費の高騰などに見舞われ、業績の回復が遅れている。

 巣ごもり特需で業績を伸ばした食品スーパー(SM)は住生活関連と同様に21年、22年は特需の反動により売り上げ減が続いたが、23年に入り回復傾向にあり、住生活関連品販売小売業との違いが鮮明になってきた。

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