東証一部上場企業はプライム基準クリアに動く

 東京証券取引所は2022年4月4日より、これまでの東証一部、二部、ジャスダック、マザーズから「プライム」「スタンダード」「グロース」という三つの新しい市場区分に移行する。新市場への新規上場及び上場維持には審査基準が設けられた。これと並行する形で、コーポレートガバナンス・コード(=企業価値向上を求める行動指針、CGコード)が再改訂され、今年6月11日施行された。

 上場会社は、遅くとも今年12月末までに今回の再改訂CGコードに対応した「コーポレートガバナンスに関する報告書」(CG報告書)の開示が義務づけられた。CGコードには法律のような強制力はないが、守れない場合はその理由を投資家などに説明するよう求められている。最上位のプライム市場上場には、より厳格な基準が設定された。

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