ほぼ全業種・業態が前年比プラスで着地

 3年ぶりとなる行動制限のない年末年始に経済が沸いた。昨年12月の既存店売上高前年比は業種・業態問わず取り上げたほとんどの企業でプラスとなった。この年末年始はクリスマスが日曜日、元旦が日曜日という絶好の曜日まわりであったことも各社の売り上げを押し上げる要因となった。食品スーパー(SM)の関係者は、「12月後半から1月初めにかけ、非常にスムーズに売り上げの山を作ることができた」と振り返る。

 SM3団体が発表した12月の既存店販売実績は前年比3.4%増(回答企業270社)。帰省客が増えたことで特に地方の店舗が好調。九州・沖縄地区に限ったエリア売り上げは前年よりも約1割伸びた。現状は単価の上昇分に比して、点数・来客数の減少がそこまで大きくなく、足元の1月度も大手SMを中心に堅調を維持しているとのコメントが多い。

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