昨年秋から年末にかけて、島忠の株式公開買い付け(TOB)を競ったニトリホールディングス(HD)とDCMHDには共通点がある。北海道にルーツを持つチェーンストアであるということだ。

 1997年、北海道拓殖銀行が破綻し、北海道経済が未曽有の不況に襲われる中、食品スーパーのラルズ(現アークス)、総合スーパーのマイカル北海道(現イオン北海道)、ホームセンターのホーマック(現DCMHD)、家具・インテリア量販のニトリ(現ニトリHD)、ドラッグストアのツルハ(現ツルハHD)の5社が急成長。「北海道現象」として注目された。

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