ハウス食品グループの生産会社であるハウス食品グループ東北工場が福島県福島市で建設を進めていた新工場が、6月1日より本格稼働した。多品種変量生産を可能にする新製法ラインを導入し、高まる業務用レトルト食品のニーズに対応。グループでは東北エリア初となる新工場が誕生した。

 福島県福島市の新工場は敷地面積 3万996㎡、建築面積(製造棟のみ)5994㎡。設備投資額68億円で、レトルト食品、成型容器食品、ペースト調味料を製造する。

 ハウス食品グループ本社によると、近年、外食産業における食ニーズの多様化や人手不足を背景に、業務用レトルト食品の需要は高まっており、今後も大きな成長が見込まれる。また、高齢者人口の増加に伴い、ケアフードの需要拡大も引き続き予想される。一方で業務用事業は顧客チャネルが多岐に渡り、競争力強化を図るために個別的ニーズに対応する必要がある。

 そのため、新工場では新製法を採用した多品種変量生産を可能とする生産ラインを設置した。従来に比べ、より小ロット生産に適した製法や設備での製造を行うことで生産性を高め、新規ユーザーの獲得や販路拡大を目指す。これにより、個別的ニーズに対応するという「非効率」を効率化する事業モデルを実現し、業務用事業における成長を図るとしている。