キンレイは2026年春夏の新商品として、冷凍麺「お水がいらない」シリーズのプレミアム品第2弾「中華蕎麦とみ田濃厚豚骨魚介らぁめん」を3月5日に投入した。また同日、つけ麺のラインアップを拡充し、新たに「魚介醤油つけ麺」「あっさり旨辛つけ麺」の2品を加えた。好調な名店監修商品と、夏の需要を見込むつけ麺を強化し、冷凍麺ユーザーの間口拡大を目指す。
「お水がいらないプレミアム」は、昨年の創業50周年を機に開発した新付加価値ラインだ。第1弾のカドヤ食堂、飯田商店に続き、今回は千葉県松戸市に本店を構える有名ラーメン店「中華蕎麦とみ田」の監修の下、こだわりの商品を作り込んだ。ざらっとした質感と肉感のある濃厚豚骨スープに、魚介の旨味を重ねることで余韻が続く味わいを再現。とみ田店主が開発した小麦粉を配合した麺と組み合わせることで食べ応え十分の一杯に仕上げた。節約志向の一方で高まる上質志向・ご褒美需要を取り込む狙い。オープン価格だが、店頭売価は450円前後を想定している。
⼀方のつけ麺新商品は、キンレイのつけ麺商品の出荷実績が20年比で3.5倍に拡大していることに着目。成長の要因には米の値上がりによる代替需要もあるが、森江康行常務取締役営業本部長は「夏が非常に暑くなっている中、冷たい麺の支持が高まっている」と分析。逆に主力の冷凍鍋焼きうどんが酷暑の影響を受けていることから、同社として初めて「夏向け」商品を戦略的に打ち出す考えだ。
新たに投入する2品は、既存のつけ麺の太麺仕様に対し、いずれも中太麺を採用した。「魚介醤油つけ麺」は、ガラスープをベースにかつおやさばを重ね、酢で酸味を効かせた食べ飽きないおいしさが特徴。一方の「あっさり旨辛つけ麺」は、2種の唐辛子と3種の醤油を組み合わせ、ピリッとした辛さと旨味、後味のキレが楽しめる味わいに仕上げた。また既存の「豚骨魚介つけ麺」のパッケージを新商品に合わせて変更し、3品でのシリーズ展開で店頭での訴求を図っていく。
そのほか、約2年前に販売休止した「お水がいらない 台湾ラーメン」もこのタイミングでリニューアル発売した。企画部の若生直浩氏によれば、「キンレイ史上最多レベルで復活を望む声が寄せられた、非常にファンの多い商品」という。復売にあたっては、チキンベースの醤油スープに、自家製辛味オイルや旨辛ミンチの辛さが溶け込み、細麺と絶妙に絡む奥深い味わいを追求した。
需要の変化を捉えた新商品と、差別性の高いリニューアル品の投入で、キンレイは冷凍麺市場での存在感をさらに高めていく構えだ。
(冒頭写真 新商品発表会に登壇した森江康行常務取締役営業本部長(左)と企画部の若生直浩氏(右))
















