人的資本経営が重視される中、広報から従業員に対して行う社内コミュニケーション=エンプロイーリレーションズの重要性が高まっている。本連載では、資生堂の広報部長、エバラ食品工業のコミュニケーション本部長などを歴任した上岡典彦氏を「講師」に招聘。誌面レクチャーを通し、広報活動のあり方に迫る。
社員一人ひとりが企業の顔になる
11月29日放送のTBS「ジョブチューン」は、「人気鍋つゆ 冬の3社一斉ジャッジ!」と題した内容で、同番組常連のA社、B社と、今回が初参戦となるエバラ食品が登場しました。各社が自信をもって薦める5品、全15品を人気料理人が実食し、合格、不合格を審査する企画です。「こころ、はずむ、おいしさ。」の提供を経営理念とするエバラ食品は今回の出演にあたり、商品開発をはじめとした社員の力を結集。自社のキッチンで何度も試作を重ね、番組収録時には他社を上回る多くの調理器具、具材をスタジオに持ち込んだそうです。こうした「おいしさへのこだわり」が実り、審査の結果は5品すべてが合格。しかも4品は審査員7名が満場一致で合格という嬉しいものでした。




















