「猛暑効果だけではなかった――」。作業服大手のワークマンが復活だ。11月10日に中間決算を発表。26年3月期の売上高が1550億円(前期比13%増)、営業利益も282億円(同15.6%増)と過去最高になる見通しを明らかにした。営業利益で過去最高を更新するのは実に4期ぶりだ。

 確かに業績を牽引しているのは熱中症対策として支持を集めているファン付きウェア商品だけではない。着るだけで遠赤外線による血行促進作用で疲労や筋肉の凝りをほぐす効果などがあるとされるリカバリーウェア「メディヒール」が好調。上下セットで買っても3800円(税込)という圧倒的な低価格を武器に、今期は昨年の10倍に当たる200万点の販売を計画。もう一つの新たな看板商品で、暖冬にも厳冬にも強い「着る断熱材」というキャッチフレーズで売る「エックスシェルター」なども含め、133億円を販売する計画だ。

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