他の追随を許さない作業着・作業用品のプロ向け専門店として独自の地位を築いていたワークマンは、防水や防寒など高機能、低価格のアウトドアウェアなどが消費者に支持され、急成長を続けてきた。しかし、直近では高い成長性を維持するための効果的な次の一手が見い出せず、暗中模索の状態に陥っている。

 積極的な新規出店により増収を確保しているが、2024年3月期は9期ぶりに既存店売上高が前年を下回った。税引き利益は2期連続の減益となり、株価は19年に付けた最高値(1万570円)から半値以下の4285円(8月14日時点)に沈んでいる。

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