セブン&アイ・ホールディングス(HD)は6月19日、連結子会社のセブン銀行が持分法適用会社となることを発表した。セブン銀行は同日付で自己株式の買い付けを行い、それに応じる形で、セブン&アイHDの完全子会社であるセブンイレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、ヨークベニマルの3社が、それぞれ保有するセブン銀行株の一部もしくは全部を売却する。
セブン銀行株は今年3月31日時点でセブンイレブン・ジャパンが38.59%、イトーヨーカ堂が3.99%、ヨークベニマルが3.82%を保有。セブン&アイHDは同月、セブン銀行の株式保有比率を40%未満に引き下げ非連結化することを発表していた。これにより、セブンイレブン・ジャパンの保有率は39.9%になるという。
異動は6月24日を予定。セブン&アイHDは「引き続きセブンイレブン・ジャパンがセブン銀行株式の一定数を保有することにより金融事業との相乗効果が保持できる」としている。