セブン&アイホールディングスは10月24日、投資家向け事業説明会「IRデー」を開催し、井阪隆一社長が2030年度にグループ売り上げ30兆円以上を目指す意向を明らかにした。
同社はかねて同年度に世界30カ国・地域で10万店の展開を目指すとしており、それに加えて初めてグループ売上高の目標を公表した。同社の24年2月期のグループ売上高は17.7兆円。30年度までに10兆円以上の積み増しが必要となるが、改めて自力成長で企業価値向上を目指す姿勢を鮮明にしたことで、買収提案を受けているカナダのアリマンタシォン・クシュタールへの事実上の対抗策を打った形だ。