セブンイレブン・ジャパンと三井住友カード、CCCMKホールディングス(HD)は、10月15日からセブンイレブンの店舗で三井住友カードのスマホ決済で支払うとVポイントがいつでも最大10%還元するサービスを開始する。

 7iDとVポイントアプリ、三井住友カードのスマホ決済を連携させたうえで、支払い時にセブンイレブンの会員コードを提示するとセブンマイルが0.5%還元され、さらに三井住友カードのスマホタッチ決済で支払うと、9.5%のVポイントが還元される仕組み。また、三井住友カードを持たないVポイントPayアプリユーザーも、VポイントPayアプリで支払うと、金曜日限定で10%のポイントが還元される。
 

 セブンマイルとVポイントは交換が可能で、交換比率は1マイル1ポイント。これにより、セブンマイルがVポイント加盟店で利用でき、逆にVポイントユーザーは、セブンイレブンでもポイントをためることができる。 

 三井住友カードとセブンイレブンでは、2019年3月からVポイントが実質5倍になるサービスを実施するなど、決済での連携はこれまでも行っており、今回の取り組みはそれをさらに加速するもの。セブンイレブン・ジャパンの永松文彦社長は、「セブンイレブンアプリのダウンロード数は2600万を超え、アクティブユーザーは830万を超えている。そこに国内8600万人のアクティブなVポイントユーザーとの接点が生まれることにより、様々なシナジー効果が期待できる」として、新規顧客の開拓に期待を寄せた。

 また、三井住友カードの大西幸彦社長は、「VISAブランドでのタッチ決済比率は、23年3月の13%から1年余りで40%を超えるまでに伸長した。海外では利用率が4割を超えるとその伸びが加速することが報告されていることから、国内でもタッチ決済の急拡大が見込まれる」として、今回の取り組みがタッチ決済の普及に寄与するとの見方を示した。