イオンは5月27日、政府が管理する備蓄米の随意契約に申し込んだと発表した。約2万トンをグループ一括で調達し、6月上旬より順次、店舗での販売を開始する。

 昨年から続く米供給不足を受けて、同社ではできるだけ手に取りやすい価格で米を提供できるよう、米国カリフォルニア産米の導入(トップ画像)など、さまざまな取り組みを行ってきた。今回の備蓄米の販売に関しては、グループ一括調達によりコスト削減を図りながら、要請の高い米不足対策に対応していく。併せて、イオンの全国物流ネットワークを活かし、供給に対応可能な体制を整える。これにより、引き取りや輸送における効率的ルートを確保するとともに、ほかの卸先との協働を通じて円滑な流通を実現していく。