新年度が始まった4月1日、流通大手イオンはグループ企業60社約3500人が参加する入社式を開催した。
会場は例年通りイオンの本社がある千葉市の幕張メッセと、北海道、東北、中四国、九州の5カ所の会場をオンラインでつないだハイブリッド形式で行った。
幕張会場ではコロナ5類移行後、初の入社式となったことから、昨年の倍の2000人の新入社員が出席。会場では新たな取り組みとして展示ブースを設置。パネルを用いて創業からこれまでの歴史を紹介したほか、注力中のPB「トップバリュ」やデジタルなどの商品・販促政策もわかりやすく提示した。
冒頭、挨拶に立った岡田元也会長は「皆さんには真の商人・企業家になっていただきたい」とメッセージ。「同じことを繰り返すことは企業の場合即衰退につながる。常に変わっていってほしいと思う。『今までそうだったので』『今がいいのでこのまま』はなしにしていただきたい。変わり続け進化し続ける。企業が存続するにはお客様や社会の変化に合わせて常に自分も柔軟に変化していくことが大切」と語った。
続いて、吉田昭夫社長が現在取り組んでいる具体的な政策について説明。その後は、デジタル担当の羽生有希副社長、人事・生活圏推進担当 兼 リスクマネジメント管掌の渡邉廣之副社長、商品担当の土谷美津子副社長の3名が登壇し、新入社員に向けてエールを送った。
冒頭、挨拶に登壇した岡田元也会長
吉田昭夫社長は現在イオンが取り組んでいる政策を説明。「商品」「デジタル」「アジア」をポイントに据え、その事業方針と現在の取り組み状況を語った。
左から、商品担当の土谷美津子副社長 、デジタル担当の羽生有希副社長、 人事・生活圏推進担当 兼 リスクマネジメント管掌の渡邉廣之副社長
幕張会場では新入社員に向けてイオンのこれまでの歴史や現在取り組み中の事業内容をパネルを用いてわかりやすく展示した。