紅屋商事は4月25日、岩手県紫波郡矢巾町に「カブセンター矢巾店」をオープンした。JR東北本線線の矢巾駅から約2km、東北自動車道の矢巾スマートインターチェンジから車で約10分の立地で、商業集積やマンションなどの開発が進む「オアシスタウンやはば」に位置する。売り場面積は3169㎡(959坪)。駐車場437台、駐輪場222台を備え、営業時間は午前9時から午後9時30分まで。

 紅屋商事は青森県と秋田県でスーパーセンター「カブセンター」、スーパーマーケット「ベニーマート」、ドラッグストア「メガ」を展開しており、岩手県への出店は初となる。同店が立地する矢巾町は人口増加率が岩手県33市町村中2位の1.74%と高い上に、54歳以下の人口比率が約60%を占めており、1世帯3人家族のニューファミリー層が多いという特徴がある。商圏人口は1km圏内5080人(2248世帯)、2km圏内1万6636人(7190世帯)、3km圏内2万8020人(1万1492世帯)。

 青果では地元農家との連携を進め、地産地消の商品を強化。海産では三陸・八戸地域にゆかりのある商品の充実をはじめ、「新たなお魚屋さん」としてのスタイル確立を図る。精肉では独占販売のスーパーゴールデンポークなど生産者を指定した高品質の商品を提供し、「お肉の専門店」を目指す。市場のように気楽に買い物できる「商品が主役のエンターテイメントマルシェ」を志向し、初年度売り上げは25億円を予定する。