イオンリテールは6月16日、イオンのシニアケア事業「MySCUE」(マイスキュー)で新たに「MySCUE ケア活プロジェクト」を開始することを発表した。2023年9月から展開する「MySCUE」は、少子高齢化が加速する中で増加するケアラー(家族のシニアケアや介護に携わる人)に役立つ情報・商品・サービスへのアクセス拠点となるサービスだ。
同社は「MySCUE」を展開する中で、シニアケアや介護に携わる人々が当事者になるまで「気づけない」「備えることができないまま当事者になる」といった社会課題に直面。それらを前向きに解決するために、「就活」「終活」といった特定のライフステージに向けて準備する活動の一つとして「ケア活」を新たに定義し、生涯にわたり生き生きと暮らしていくための取り組みとして「MySCUE ケア活プロジェクト」を開始する。
まず6月21、22日にイオンモール和歌山(和歌山県和歌山市)にて、認知症の方の行動を体感できるVR体験ブースや和歌山県の精神科医による講演会などを実施。その後も8月から来年1月にかけて各所のイオンモールで、行政や団体、民間企業と協力した「ケア活」イベントの企画・開催や、MySCUEアプリやサイトでの「ケア友」コミュニティ形成の促進といった取り組みを予定している。