警視庁は2月7日、2024年の東京都の万引きの取扱状況について発表した。

 認知件数は1万1422件となり、前年から579件増、率では5.3%増。検挙件数は6583件となり、前年から692件増、率では11.7%増。認知件数はこの5年間で最も多い数字となった。物価高騰のほか、セルフレジ、マイバッグの普及も背景にある可能性がある。

 月別の検挙・補導人員を見ると、足元では少年よりも高齢者の占める割合の方が継続的に高い状況にある。

 主な犯行場所認知件数では、商業施設(デパート、ショッピングモール、スーパーマーケット等)が最も多い6531件だった。ただ前年からの増減率でみると、コンビニが24.3%増と大きく跳ねた。

 万引き被害を品別に見ると、食料品類が最も多く、全体の4割を占めている。