マックスバリュ西日本を統合し、新体制下で初の通期決算となったフジの2025年2月期業績は、統合関連も含めた費用増、減損損失の計上などが響き、営業利益以下いずれも2ケタの減益だった。今期はグループとして足並みを揃えた販売政策の見直しに取り組むとともに、中期経営計画に掲げる構造改革を断行し、統合シナジーを創出するフェーズへの移行を目指す。

 連結の営業収益は前期比1.0%増の8089億円だった。一方、統合初年度の投資負担に加え、光熱費、人件費の上昇の影響を受け、営業利益は同14.3%減の129億円、経常利益は同17.6%減の143億円に沈んだ。また収益性が低下した店舗の減損処理で特別損失を計上し、純利益は48.7%減の38億円だった。

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