堅調な経済成長を続け、人口も1億人に迫る勢いのベトナムはスーパーマーケット(SM)やコンビニエンスストアなどの消費財小売業者にとって魅力的な国と言える。10年以上前、国民の食料品の約9割は、伝統的な近所の市場や個人商店から購入されていた。しかし、現在、消費者の支持は、品揃えが豊富で、配達などの利便性も高く、さらに快適な環境で買い物ができる近代的な西洋風のSMやコンビニに移行している。
調査会社パープレキシティによると、SMとそれ以外の「近代的な小売チャネル」の国内食料品市場に占める割合は、2014年の約8%から今や25%にまで拡大したと見られる。