衝撃が走った筆頭株主の異動
中国の大手雑貨チェーン「名創優品」(メイソウ)は9月23日夜、中国スーパー大手の「永輝超市」(ヨンフイ)の株式の29.4%を62億7000万元で取得し、筆頭株主になると発表した。同日深夜、ヨンフイが発表した公告によると、今回の取引としてジャーディン・マセソン・ホールディングス傘下の「デイリー・ファーム」、中国のEC大手京東グループの完全子会社である「京東世貿」「宿遷涵邦」が保有するヨンフイの株式29.4%をメイソウグループの完全子会社「駿才国際」に譲渡する予定だという。
取引前は、デイリー・ファームや京東世貿及び宿遷涵邦がヨンフイの株式の21.08%、6.98%、4.27%をそれぞれ保有していたのに対し、取引後は、デイリー・ファームと宿遷涵邦はヨンフイの株式を保有せず、京東世貿は2.94%に縮小した一方、駿才国際はヨンフイの筆頭株主となる見込みで、この取引は2025年上半期までに完了するとされている。