ウォルマートは6月、商品の店頭価格を表示するプライスカードを廃止してデジタルの電子棚札(DPL)を導入することを発表した。DPLの導入により、商品補充やネット注文品のピッキングなどの作業効率を大幅に高める。
同社によると、フランス資本のIoTソリューション企業、ビュジョングループと提携し、電子棚札を2026年までに2300店舗に導入する。ウォルマートは現在、全米で約4600店舗を運営、そのうち3500店舗以上を占めるスーパーセンターでは約12万アイテムの商品を取り扱っている。値札の価格更新にこれまで2日かけていたところをDPL導入により2分以内に大幅短縮できるという。またDPLに搭載されたフラッシュライトを活用することで、商品補充が必要な商品やネットスーパーの注文品の把握も容易になる。