阪急阪神百貨店が、海外顧客ビジネスを本格化させる。

 同社は今年5月、シンガポールに本社を置く、海外事業向けコンサル会社ラ・ディッタ・シンガポールと「パートナーシップ協定」を締結した。まずは「食」 と「飲料」において、新商品・海外販路開発を進めていく考え。

 具体的には、海外向けのオリジナル商品の開発や、阪急阪神百貨店での売れ筋商品を海外向けにアレンジし開発する。またこれら商品の海外販路開拓を行うほか、日本国内での訪日外国人に向けた販売も行う予定だ。

 今後は二社協力のもと、海外への商品販売を希望する国内企業を募集し、世界各国へ商品を販売する仕組み構築を目指す。

 同社は海外VIP顧客をターゲットに新たなビジネスモデルの構築を目指している。今秋には阪急うめだ本店の外商サロンがリニューアル予定だが、ここでも海外富裕層客に向けたサービスを検討中だ。本取り組みを通じた外商サロンでのVIP向けサービスにも注目だ。