アルフレッサヘルスケアの事業は、OTC医薬品、健康食品のセルフメディケーション卸売事業。親会社アルフレッサホールディングス(HD)が掲げる企業理念は、健康に関するあらゆる分野の商品・サービスを提供できるヘルスケアコンソーシアムを目指すことにある。専売商品の発掘でメーカーの領域に入り込み、効果効能が優れた商品ほどセルフでなく推奨販売で売り込む。高齢化が進み医療に頼らない健康寿命の延伸に、「ヘルスケア」の果たす役割は一段と大きなものになりそうだ。(インタビュアー・栗田晴彦)

専売商品に必要な三つの厳格な条件

 ――機能性表示食品の安全性が問われています。市場の動向はどうですか。

 西田 機能性表示食品の市場規模は、2018年度の約2200億円が22年度は約4700億円になって、4年間で2倍強に拡大したんです。ですが健康被害問題を機に買い控えが起きていて、サプリメント全体が落ちているのが現状です。私ども色々なデータを購入して細かく見ているんですが、健康食品の販売額は直近でも前年比18%程度減少しているんですね。私どもが扱っているOTCや健康食品は安全性と信頼性を担保して販売することが何より重要で、そのことを改めて痛感しているところです。

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