旭松食品と徳島大学は5月21日、「こうや豆腐が宇宙飛行士と高齢者の筋肉を守る~高野豆腐の新たな機能性~」と題した共同研究についてホテルメトロポリタン長野(長野市)で発表した。研究発表は旭松食品が所属する全国凍豆腐工業協同組合連合会が主催。同連合会では、こうや豆腐の健康機能(コレステロール低下や糖尿病予防・改善効果などの代謝改善)について検証している。 

 冒頭、徳島大学医学部医科栄養学科の二川健教授は「こうや豆腐が宇宙空間でも長期間保存できることから、宇宙航空研究開発機構や旭松食品との共同研究を始めました。筋肉が減少する高齢者や筋肉の分解が進む宇宙空間では動物性タンパク質だけでなく、植物性タンパク質の両方が必要で、こうや豆腐が有効であるとわかり、2023年にこれを論文で発表しました。徳島大学では、将来的な長期宇宙滞在者への食料自給を目指していきます」と説明した。ヒト研究での実証では、こうや豆腐に含まれるタンパク質が筋肉の維持に役立つ可能性が示された。また筋肉を使わない寝たきりの状態や宇宙活動では筋肉が萎縮しやすいが、こうや豆腐のタンパク質を摂取すると筋肉を壊す遺伝子の増加が抑えられたという。 

徳島大学医学部医科栄養学科の二川健教授

 また同会場では、昨年に実施したこうや豆腐を使ったレシピコンテストで選ばれたメニューの試食会も実施された。レシピコンテストには400件以上の応募があり、受賞したメニューは参加者に好評だった。旭松食品研究開発本部長兼研究所長の村澤久司常務取締役は「こうや豆腐は、鉄やカルシウム、ミネラルが抱負です。またこうや豆腐に含まれるタンパク質は、筋肉の維持に役立つ可能性があります」と語った。 

旭松食品研究開発本部長兼研究所長の村澤久司常務取締役