ウォルマートがホリデーシーズンに向け廉価販売を強化する。24年のイースター(復活祭)に合わせて、昨年よりさらに低価格の「イースター・ミール」の提供を開始した。

 キリストの復活を祝うイースターはキリスト教圏では一年で最も重要な期間の一つ。「エブリデー・ロー・プライス」が売りのウォルマートでもこの期間は一層の大幅値引きを打ち出す。23年は10億ドル以上の顧客の節約になったとしている。

 インフレが続く米国では消費者の家計の負担は増している。ウォルマートでは、ハムやサツマイモ、デビルド・エッグ(オードブル向け卵料理)の材料、アップルパイなど、イースターの主食を取り揃えたセットを1人当たり平均8ドル以下で販売。10人前まで購入できる。

 米国ウォルマートのジョン・レイニー食品担当副社長は「お客様の節約はウォルマートの使命の中心。重要なホリデーシーズンに必要なものを欠くことなくお祝いでき、節約とより良い生活を支援するため、昨年よりさらに低価格でイースター・ミールを提供する」と語る。

 イースターのお祝いにはバスケット菓子も欠かせないが、お菓子やアクセサリー、ペーパーグラスが入ったバスケットを20ドル以下で購入することができる。

 イースターの飾り付けをする人が増えているため、前庭を飾るイースターバニーのビニール風船やぬいぐるみなど、この季節の必需品も用意した。

 商品は、復活祭当日の3月31日まで店舗とオンラインで購入できる。ネットならワンクリックで当日配達や店頭受け取りが可能だ。