イオンモールは2月7日、宮城県仙台市の旧東北大学雨宮キャンパス跡地に「(仮称)イオンモール仙台雨宮」を開発すると発表した。敷地面積約3万3000㎡、延床面積約7万5000㎡(立体駐車場含む)の地上4階建で、2025年秋の開店を予定する。

 「杜の都」と呼ばれる宮城県仙台市は、人口約110万人を有する東北地方最大の都市。イオンモール仙台雨宮は仙台駅から約2kmの立地で、近隣の住宅や医療施設とともに複合的な地域拠点となることを目指す。

 また、イオングループと東北大学災害科学国際研究所が締結した「産学連携協力」に関する協定に基づき、地域の防災拠点としての施設づくりも進めていくという。

 近隣には昨年オープンしたヨークベニマル仙台上杉店や、西友木町店、西友上杉店などがある。また仙台駅周辺には同じく昨年、駅東口側にヨドバシ仙台が開業するなど競争が激化している。藤崎や三越、パルコなどの既存商業施設への影響は必至だ。