イオンレイクタウンOUTLETが3月29日、増床リニューアルオープンした。既存棟の南側に2階建て24店舗の売り場を新たに設けるとともに、既存棟の入れ替えも含め、38の新店舗を含む68店舗を刷新した。


 BOSS、BROOKS BROTHERSなどのアパレルや、FURLA、kate spade NEW YORK などのバッグ店を新たに導入したほか、スウェーデンのDANIEL WELLIGTONを、時計・アクセサリー・ウェア・スーツケースなどを扱うフルカテゴリーストアとして日本で初導入した。

BOSSはリニューアルを機に新規導入した
新規テナントとしてFURLAも出店


 テナントの選択に当たっては、「もっと気軽に、もっと身近に」のコンセプトの下、kaze、moriという普段使いのショッピングモールに隣接し、通常の買い物の中で立ち寄れるという立地を踏まえ、顧客ニーズの大きい人気テナントを誘致した。と同時に、ラグジュアリーブランドも導入し、手の届きにくいハイブランドが地元で買えることも訴求している。

 イオンレイクタウンは2023年3月から25年にかけて大規模なリニューアルを実施しており、昨年の第1弾では、kaze、moriで、ファッション・雑貨を始めとした専門店40店舗を刷新した。今回のリニューアルはこれに続く第2弾で、アウトレットの増床に加え、kaze、moriでも、ファッション・雑貨、グルメ・キッズの専門店70店舗を刷新している。

 設備面では、今回、増床棟とkazeをつなぐブリッジを新設したほか、moriと既存棟をつなぐフォレストブリッジや既存棟中央の空の広場のデッキを延伸することで、moriやkazeからのアクセスを改善した。さらに、既存棟に隣接する調整池沿いのスペースを改修し、ウッドデッキ、木質テーブル、ベンチなどを設置したほか、アウトレットの中央部分も人工芝を敷き詰め、木調ベンチを配置することで、買い物の合間にくつろいだり、水辺の眺望を楽しんだりする環境も整えた。 

kazeやmoriとつなぐデッキを新設・延伸することで、アクセスも向上した
隣接する調整池を眺めるベンチも整備した
新設棟の中央部分には緑を配し、ベンチやイス・テーブルも用意し、くつろげる空間を作った

 こうした取り組みにより、24年度のOUTLET単体の目標来館者数は、23年度比20%増の年間700万人を見込んでいる。