車両の動態管理システムが能登半島地震で効果を発揮

 滋賀県を地盤に近畿、北陸、東海にGMS・SMを展開する平和堂は、今年の元旦に能登半島で起きた地震により複数の店舗が被災した。中でも石川県中能登町のアル・プラザ鹿島、同津幡町のアル・プラザ津幡は被害が大きく、1月24日現在も食品を中心とする1階フロアのみの営業を余儀なくされている。

 そんな同社だが、実は直近導入したあるシステムが地震後の物流の早期回復に貢献した。その仕組みこそがHacobu社の「ムーボ・フリート」だ。これはセンターから店舗に配送する車両の位置・走行情報をリアルタイムで確認できるというもの。「地震発生直後、これを参照することで、『今ここにいる車をもう1回使えないか』『こっちの車はこのお店に運べないか』といったことを瞬時に判断・指示することができた」と財田晃物流部長は振り返る。

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