「無印良品」の良品計画(23年8月期営業収益5814億円、営業利益331億円、総店舗数1188店)が「意外な復活」を遂げている。1月12日に発表された23年9~11月期(第1四半期)の営業収益は1629億円(前年同期比19%増)、営業利益は138億円(同約2.7倍)といずれも過去最高。通期計画は据え置いたものの、過去最高の営業収益6400億円(同10.1%増)、営業利益480億円(同44.9%増)は達成できそうな勢いだ。昨年から無印良品の商品の一部を値上げした効果や、全体の売上高の約3割、営業利益の約3分の2を占めるアジア地域の売り上げが中国を中心に復活。国内外での出店(前期国内純増69、海外47)も貢献しているが、回復は急だ。

 だが依然として、同社の復活に疑問の目を向けるアナリストも少なくない。営業収益の約6割を占める国内事業は本調子にほど遠いからだ。

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