4月15日、松﨑暁社長出席のもと、良品計画の2021年8月期中間期のウェブ決算説明会が開かれた。説明後メディアからの質問を求めたところ、多くの記者からは、現在社会問題に発展している新疆綿の取り扱いに対する良品計画の考え方を松﨑社長自らが示してもらいたいとの問いが出された。通常、この種の質問で答えたくない場合は、社長が「コメントできない」と回答すれば、それで終わるのだが、そうはしなかったために、同じ質問が朝日、日経、NHK、共同、テレビ東京、ウォール・ストリート・ジャーナルなどの報道各社から繰り返された。その原因となったのは普段流暢に理路整然と話す松﨑社長がダンマリを決め込んで、代わりに杉山孝太執行役員が「その件に関してはニュースリリースに記載の通り」と繰り返し述べたことで、火に油を注ぐ形になった。

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