早くも白旗――。「無印良品」を運営する良品計画は4月13日、2023年8月期の上期決算とともに通期業績の下方修正を発表。営業収益は5850億円(前期比17.9%増)は据え置くものの、利益を下方修正。営業利益は340億円(当初3.7%増)から300億円(前期比8.5%減)へ、一転減益となる見通しだ。
同社は21年9月に堂前宣夫氏がファーストリテイリングの副社長の経験を買われ、社長に就任。「30年売上高3兆円」という大風呂敷を広げ、「無印良品500」など新業態の出店などで成長が終わったとみなされていた国内出店も強化。23年2月末の店舗数は1144(国内535、海外609、前年比72増)でもこのところの出店は国内が海外を上回る。