ヤオコー、ベルクを上回る営業利益率5%超を実現

 35期連続増収、10期連続増益。電気代の高騰で営業利益を落とす企業が多いなか、ハローズは、過去最高益をたたき出した。しかも営業利益率は、ヤオコー(4.8%)、ベルク(4.6%)といった生産性の高さで知られる企業を上回る5.4%を達成。2023年2月期決算は、同社の経営効率の良さを改めて示す結果となった。

 ハローズの高効率経営の秘密は、同社が三つのモデルと呼ぶ、「24時間営業・オペレーション」「600坪の標準化された店舗を核としたNSC型出店」「製造・調達から物流、販売までの一括管理(SCM)」にある。24時間のオペレーションにより、深夜に配送や品出しができるため、配送効率や作業効率が高められる。また、店舗の標準化により出店や改装のコストも抑えられ、NSCで出店することで集客力も大きくなる。さらに物流全体を管理することで、効率的な物流も構築できるというわけだ。

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