パン1袋で1日に必要な栄養の3分の1を摂取できる

 2022年11月、食品スタートアップの「ベースフード」が東証グロース市場に上場した。16年の創業から約6年で上場を果たした同社の主力事業は「完全栄養食」の開発・販売だ。完全栄養食とは、人が健康を維持するために必要な33種類の栄養素を含んだ食品で、「完全食」「完全栄養食品」とも呼ばれている。完全栄養食は健康意識の高まりとともにお客の支持を集めており、需要が拡大傾向にある。

 ベースフードは、パンは7種類、パスタ3種類、クッキー5種類、冷凍パスタ一種類の完全栄養食を展開。例えば、パンは1袋当たりに植物由来のたんぱく質を13.5g、全粒粉など穀物や大豆由来の食物繊維約3gなどの栄養素を配合、1食で1日に必要な栄養素の3分の1を摂取できる。その一方で一般的なパンと比べて糖質が約30%少ないのが特徴だ。

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