コロナ禍、物価高、円安でPBシフトが進行

 イオンがPB「トップバリュ」のブランド戦略を大きく転換させた。これまでは付加価値型の「グリーンアイ」「セレクト」、NBと同等の品質で価格は安いメインストリーム、低価格が売りの「ベストプライス」の3層構造を形成してきたが、その中のセレクトをメインストリームに統合し、グリーンアイ、メインストリーム、ベストプライスの3ブランドに再編したのだ。

 合わせて各ブランドにタグラインを新設し、それぞれのポジショニングを明確化。グリーンアイは「もっと安心、もっとやさしく」で、ナチュラルやオーガニックなどの自然配慮、持続可能性に貢献する商品づくりを進める。メインストリームは「さあ、ワクワクするほうへ!」として、おいしさと食の楽しさや驚き、使い心地とかっこよさなど、NBにはない価値を提供。ベストプライスは「今日も明日も、ほしいもの」で、NB以上の品質と低価格を引き続き売りにする。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから