キャンドゥの強みは商品力とSNS
100円ショップを手中に収め、グループ強化を図る。イオンは昨年10月に100円ショップ「キャンドゥ」の株式公開買い付けを発表、1月5日付けで発行済み株式総数の51.2%を取得し連結子会社化を果たした。キャンドゥは東証上場は維持、城戸一弥社長は社長職を続投する。
100円ショップ業界でダイソー、セリアに次ぎ3位に位置づけるキャンドゥの強みは高い商品力だ。例えば、オリジナルのコラボ商品として手塚プロダクションのキャラクターを採用した知育玩具や、ロッテの「コアラのマーチ」の雑貨や靴下などを展開。PB「Do!STARS」では、洗濯物を入れたままいっしょに洗えるランドリーバッグがヒット商品となっている。2020年7月には200~500円の高価格帯商品を発売。競合に比べて遅い取り組みだったが、「当初想定を上回り、売上構成比の10%を占めている」(城戸社長)という。