「来年にもインドに出店する」「今後10年で海外店舗数を10倍の1500店に伸ばす」――。最近、家具・インテリア最大手、ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長の景気の良い言葉が相次いでいる。既存店の売上高が昨年10月以降、今年の2月まで5カ月連続プラスで推移するなど、復調の気配が見える同社。だが客数は完全には戻っておらず、お世辞にも業績が絶好調とは言えない。

 2023年3月期は売上高9636億円(前期比18.7%増)、営業利益は1506億円(同8.9%増)を見込むが、そもそもこの計画は13カ月の変則決算でのもの。実質的に36期連続増収増益となるかは微妙だ。

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