冷凍プラグインショーケース導入数業界№1のレイテックは、SMTSで「店舗設備・資材」ブースに加え、今回新設された「冷凍×食」ブースの2カ所に出展した。SM全体の課題の一つとなる電気料金の高騰に対し、消費電力を最大限削減できることを強く提案したブース内容となった。
特にこの1年で導入が一気に進んだ、ドイツで設計開発された高機能のプラグインタイプ「LIEBHERR(リープヘル)」のSM用の大型モデル(COVE250s)を大々的に訴求した。同社が扱う大型タイプは、オーストリアのAHT社製のアイランド型「AHTプラグインショーケース」で、他社オープン型ショーケースと比較し、消費電力を約80%削減、年間の電気料金で換算すると約67%削減できる。さらに、「リープヘル」は、画期的な技術を搭載した高効率インバーター制御により、消費電力は他社オープン型ショーケースと比較して約9割の削減を実現。ともに昨今の高騰している電気料金の削減に大きく貢献できる。
営業責任担当者は、「リープヘルのSM用の大型モデルは、同一規格モデルの冷凍ショーケースでは最も消費電力を低く抑えます。例えば、一般的な冷蔵機内蔵のオープン型ショーケース1台は1日で30kw 前後の電力を消費しますが、当社の『AHTプラグインショーケース』は1日約7kw、『リープヘル』は1日約4kw まで電力を抑えることができます。入れ替え費用だけでなく、長期的なランニングコスト全体で比較してみてください」と利点を述べた。
また、リープヘルはデザイン性に優れたスライドガラス付きモデルだ。商品を明るく照らす庫内のLED照明により、視認性が高いことから売り上げ増にもつながる。機能面も高く評価した主要SMが続々と同社のプラグインショーケースに切り替えており、大手から中小のSM、専門店、飲食店など導入は広がりを見せている。
また祖業が低温・空調設備であるレイテックは、冷凍倉庫の閉じ込め防止システム「AKOアラーム」「AKOセキュア」も同時展示した。AKO社のアラームシステムは製品の組み合わせによって、低温倉庫における監禁・ガスなどのリスクに対し、包括的な警報システムを組むことができる。警報ソリューションの設置によって低温物流全体の安全の仕組みを構築する。