低温・空調設備から配管工事まで一貫した対応可能なレイテックは、冷凍プラグインショーケースの品揃えを広げ、「SMTS2024」に出展した。
小売業の消費電力削減意識の高まりを背景に導入数をここ数年で倍以上に増やしている、ドイツ製の高機能とデザイン性に優れたフタ付き型冷凍ショーケースの「LIEBHERR(リープヘル)」を中心に捉えて展開。その中でもスーパーマーケット(SM)モデル「COVE(コーヴ)」(冒頭写真)を披露した。
リープヘルはスライドガラス付きモデルで商品を明るく照らす庫内のLED照明により、視認性を高めて売り上げ増につながることが高評価を得ている。外観のデザインは木目調などに演出でき、よりおしゃれ感を打ち出す店舗も増えている。
リープヘルの優位性に加えコーヴでは、大型ハンドル付きスライドガラスでお客が庫内をさらに見やすく、開け閉めも楽にできる。従来のフタのないオープンショーケースに比べ、年間消費電力を90.8%削減した圧倒的な省エネ性能を持つ。さらにガラススクリーンで見やすいコントローラーを設置。またホットガスによる霜取りなどSMに必要な機能も充実させた。
コーヴは小売業の売り場面積やレイアウトに合わせて3タイプを用意し、自由に組み合わせができる。営業責任担当者は「リープヘルはドラッグストアや専門店などを中心に23年度上期だけで昨年の倍の1500台を販売し、年間で2倍まで導入が増える見通しです。今回ラインアップしたコーヴの提案も強め、さらにSMでのリープヘルの導入の拡大を図っていきます」と意気込みを語った。
レイテックではこのほか、オーストリアのAHT社の大型アイランド形成モデル「AHTプラグインショーケース」シリーズや、冷凍倉庫向けに閉じ込め防止システム「AKOアラーム」「AKOセキュア」を同時出展した。AKO社のアラームシステムは組み合わせることで、低温倉庫における監禁・ガスリークに対し、包括的なアラームシステムを簡単に組むことができる。今後拡大する低温流通を安全面から支える画期的なアラームソリューションとなる。さらに低温・空調の配管工事が簡単に行うことができるRLS社の「火無し銅配管継手」も同時に提案。これらの配管工事まで一貫した対応が可能なレイテックの強みを打ち出した。