エア・ウォーターは、アグリ&フーズ事業においてベジテックとの資本業務提携とデリカフーズホールディングス(HD)の第三者割当増資引受を発表した。ベジテックは青果物の加工・仲卸、デリカフーズHDはカット野菜の製造販売会社。2月20日の記者会見では3社協業により、青果流通加工プラットフォームを強化し、農業の成長産業化へ貢献することを表明した。

 今回の協業により、「原料調達」「加工」「物流・インフラ」「販売」「青果の付加価値向上、技術開発」の5点において3社のリソースを活用。これにより生産者が安心して農業に従事でき、消費者が安心して青果物を消費できる青果流通を拡大していく。また、昨今の国際情勢を背景とした食料安全保障や食料自給率の向上といった社会的な課題解決に向け、販路拡大などによる地域農業の振興や、青果物の廃棄ロス低減などにも取り組む。

 また原料調達においては、個社ごとの調達体制を集約。その第一歩として北海道における調達をエア・ウォーターに集約し、効率化を進める。

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