発売数年で国際的な各賞を受賞累計販売600万本を達成
飲食店やアウトドア、イベントなどで好みのクラフトジンを飲む人が 増え、ジン市場は2年連続で2桁伸長している。地域の自然を生かした特別なボタニカル(原材料)を使っ たクラフトジンが小売りでも陳列され、市場は活況を呈している。こうした市場拡大を追い風に、世界で話題となるフィンランド産プレミアムクラフトジン「アークティック ブルー ジン」(500mL、200mL、50mL)が日本市場に本格参入を果たした。
輸入リキュール「コカレロ」を金額ベースで国内№1ブランドへと成長させた、輸入酒類の販売拡大を得意とするアイデイ商事が今年6月から取り扱いを開始。国内の大手酒卸各社とタッグを組み、業務用を中心に家庭用への販売体制を整えた。価格帯は500mLで1本5000円(税抜)と海外に比べ価格を抑え、5000円前後のプレミアムジン市場を一段と活性化させる取り組みを推し進める。土居景久社長は「世界で価値が認められた高級な『アークティック ブルー ジン』を日本では手に入りやすい価格帯で販売できるのは奇跡的です。北極圏のユニークな味を体験できるストーリー性を丁寧に伝えていきます」と語り、地道な販促活動によって商品を育てていく意向だ。
フィンランドの自然を詰め込んだ「アークティック ブルー ジン」は、自然の森や山の純粋で新鮮な湧き水をベースに、有機栽培された天然の原材料と蒸留所近くの森で育てられた11種類の特別なボタニカルを調達。原材料を入念に選び抜いて少しずつ蒸留した。完成から販売まで味わいを徹底的に追求し、2年の開発期間を経て、2018年から満を持して発売。これが功を奏し、発売数年で審査員全員が賛同する「スピリッツオブザイヤー」やダブルゴールドなどの国際的な数々の賞を受賞した。売り上げを一気に伸ばし、世界で累計本数は600万本を達成、世界が認めるプレミアムジンへと成長を遂げている。
その特別な味わいは、北極圏の瑞々しい野生のビルベリーや針葉樹のトウヒの葉の爽やかな香り、かすかな松の香りなどを調和させた、まさにフィンランドの大自然を詰め込んだもの。通常ジンの蒸留は、チルフィルタリング(冷却濾過)を行うが独自のノンチルフィルタリング製法を考案。これにより、ビルベリー本来の香りや味わいをそのまま残すことに成功。自然豊かな北カレリア地方でこだわりの手造りをしながら、ボタニカルの風味をダイレクトに抽出。味わい深い複雑な余韻が残ることから、お酒にこだわりのある30代、40代のユーザーが楽しめるプレミアムジンに仕上がっている。
サウナイベントへ出展、販促活動で商品を育成
もう一つ同じシリーズ商品では、 より軽くて甘い「アークティック ブルー ジン ローズ」(500mL)が新登場。アルコール度数を37. 5%に抑え、こちらは女性にも飲みやすい味に仕上げた。野生のバラが咲き始めた夏の広葉樹や松の香りに加え、ベリーの酸味、バラの甘みが含まれ、ビルベリーの香りを楽しめる。
飲み方はソーダで割ったスプリッツァやジントニックを提案、トニック・ウォーターで割るとビルベリーの森の香りとバラの香りの後味が際立つ。また合成着色料や合成添加物を一切使用しないで製造し、ビルベリーの搾りたての果汁でピンク色に染めた。「欧米ではナチュラルワインが流行るなど自然派酒類がトレンドにあります。国内でも健康志向が高まり、無添加・無着色料の酒類が広がりを見せていることから、ビルベリーの綺麗なピンク果汁色のプレミアムジンとして打ち出します」(土居社長)。
屋外でのサウナブームを追い風に、自然の中でジンを楽しめるイベント出展も計画している。サウナ発祥のフィンランド式サウナを起点に、サウナイベントでの展開を拡大している。またフィンランド大使館と組んだお披露目パーティーなども予定しており、フィンランド産ジンを飲む機会を増やす活動を進めていく構えだ。
フィンランドの空気や水、植物などを生かした環境で生み出される特別な味わいを実現した「アークティックブルージン」。ジン市場では数千円の一般的なジンに比べ1本5000円と比較的高い。だが、アイデイ商事は一切値引きしないで、飲食店、小売店、卸がともに利益商材として扱い、まずはバーなどの飲食店での提案を強化しながら、ブランド認知を高め家庭用にも広げていく。これからの夏の暑い最需要期に向けては、ジントニックやソーダなどで割った飲み方提案を強化。今夏は様々なイベントに出展、フィンランド産のプレミアムジンが新風を巻き起こしそうだ。
(冒頭写真 左から「アークティック ブルー ジン」「アークティック ブルー ジン ローズ」)
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Arctic Blue Gin