トーホーが3月10日発表した2023年1月期決算は、売上高が前期比14.3%増の2155億7200万円、営業利益が36億4900万円と前期4億4600万円の損失から黒字転換を果たし、創業来最高益となった。13日に開いた会見に登壇した古賀裕之社長(冒頭写真)は「コロナ禍の低迷から完全に脱したと確信している」と語った。

 主力の業務用食品卸売事業(DTB)は、取引先の飲食店の伸長に加え、新規獲得により売上高は20.1%増収の1482億8300万円、営業利益も28億900万円と3期ぶりの営業黒字となった。業務用食品現金卸売事業(C&C)も取引先の中小の居酒屋などの回復が寄与し、売上高は7.7%増収の386億4400万円。粗利率を維持したことで、営業利益は72.9%増益の9億5300万円だった。

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