トーホーは9月9日、2022年1月期の中間決算を発表した。売上高は前年同期比2.4%増の897億8600万円だったが、営業利益は11億1300万円の赤字となった。ただ、赤字幅は前年同期から17億7700万円改善。経常利益、四半期純利益とも赤字幅が大きく縮小しており、回復傾向を示している。

 主力の業務用食品卸売事業(DTB)は、中核事業会社のトーホーフードサービスがシェアの低かった北海道や東北地区で新規開拓が進んだことなどで、売上高は10.1%の増収。営業損失となったものの、売り上げ増に伴う粗利の上昇とコスト抑制策が功を奏し、前年同期比20億4600万円改善している。業務用食品現金卸売事業(C&C)は、前期の巣ごもり需要の反動に加え、緊急事態宣言下の酒類提供の制限で主要顧客の居酒屋が大きな影響を受け、売上高は11.2%減、営業利益は1億9500万円減益の7300万円となった。

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