第1弾は宮城・神奈川・福島の酒造メーカーとの開発商品を通販で数量限定販売

 ファンケルは品質にこだわった「おいしいもの」を生産者のストーリーと一緒に届ける「おいしいものがたり」をファンケル通信販売で10月20日から数量限定販売している。それに先立ち、10月12日に「おいしいものがたり」記者発表会を旗艦店「ファンケル 銀座スクエア」で開催した。

 第1弾商品は宮城・神奈川・福島の酒造メーカーとともに開発した日本酒、クラフトビール、自家製サングリアのもとを集めた。また、これらのお酒に最適なファンケルが運営する玄米イタリアンカフェ&ダイニング「FANCL BROWN RICE MEALS」の野菜と穀物のグルテンフリーのおつまみの試食も行った。

 今回の取り組みは「『おいしいもの』には、『ものがたり』がある。」をコンセプトに、生産者とファンケルが一緒に開発した、こだわりの製品を生産者の想いとともに届けていくもの。日本各地で生産されている酒類や食品は、こだわりの製品づくりを行っていながらも広告活動や販売先が限定されており、その土地に行かなければ入手できない製品が多いことからファンケルの通信販売を通じて全国に展開を広げる。

 同社は、2019年にキリンホールディングスと資本業務提携したことをきっかけに、酒類販売免許を取得。そうした中、キリングループであるメルシャン社のワインを販売する過程で、国産ワインやクラフトビールの生産者は地域との関わりが大きく社会的意義の高い取り組みを行っていながらも、消費者に伝わっていない想いがあることを知り、今回の取り組みに至った。

 宮城県の日本酒「純米酒 金のいぶき」は、宮城生まれの玄米“金のいぶき”の甘みを生かしたまろやかな舌触りと宮城酵母が生み出す自然な柑橘系のフレーバーが漂う甘美な日本酒。ワインのような芳醇な香りと味わいを引き出すため、低温で約30日間発酵させている。製造元の寒梅酒造の岩崎真奈5代目蔵元・業務執行社員は、「もともと原料の玄米の生産者が一緒だったことからファンケルさんと知り合いました。今回の取り組みを機に、玄米由来の飲みやすい日本酒を女性の方にも飲んでいただきたい」と語った。

 神奈川県のオリジナルビール「Yokohama Kaoru Beer」は、かおりに満たされたくつろぎの時間を提供する、オリジナルビール2種飲みくらべセット。3種のホップにより、ハーブ、オレンジ、トロピカルフルーツをイメージさせる爽やかな香りが楽しめる。福島県の自家製サングリアのもと「HOMEMADE FRUITY SANGRIA」は、好みのワインやジュースを入れて作る、国産の低温乾燥フルーツを贅沢に使用。りんごとももの2本セットと、みかんを揃える。「FANCL BROWN RICE MEALS」からは、愛知県産のごぼうをまるごとチップスにした「ごぼうチップス」と、金のいぶき玄米粉を100%使用し、グルテンフリーの製品に仕上げたザクザクの食感と玄米の香ばしい風味の「おつまみあげマカロニ」(3種)の2品を揃えた。

(冒頭写真 日本各地のこだわりの製品と一緒に生産者の「想い」を届ける新たな取り組みを始めた<「FANCL BROWN RICE MEALS」の野菜と穀物のグルテンフリーのおつまみ>)