外食やコンビニで今期業績予想の下方修正が相次いでいる。居酒屋「はなの舞」や「さかなや道場」などを展開するチムニーは9月14日、今年5月に公表した2023年3月期の通期業績予想について、売上高を240億円から200億円、営業利益を4億円から15億円の赤字、経常利益も3億円から15億円の赤字へ大幅な下方修正を発表した。

 コンビニではスリーエフが15日、今年4月に公表した23年2月期の通期業績予想について、営業総収入を130億円から129億円、営業利益を3億5000万円から1億6000万円、経常利益を4億円から1億7000万円に引き下げている。

 両社とも下方修正の要因として挙げるのがコロナ第7波の影響だ。まん延防止等重点措置が3月に全面解除されたことによる売り上げの回復が想定より緩かったことに加え、第7波の拡大で客数が計画よりも減少したことが響いた。利益面ではエネルギー高、原材料高のコスト上昇が押し下げ要因となっている。